親縁図之朱印

大ミオヤは、どれ程深く私たちに愛を注いで下さっておられるのでしょう。その深いお慈悲に目覚めれば、自ずとミオヤを深く恋慕せざるを得ぬのです。

至心に深く愛す

弁栄聖者の絵と教え

南無阿弥陀仏 弁栄

この母子対面の姿が南無阿弥陀仏の相(すがた)です

至心に深く愛す 

如来は無上恩寵を以て衆生を愛したまうが故に我らは深く愛慕し奉る

 母は無条件にわが子が可愛いのでしょう。子が愛おしい母は「〇〇ちゃん、ママよ」と語りかけます。又そう呼ばせようとして自ら口移しに「マーマ」と名告(なの)れば、子も母の口真似をして片言(かたこと)ながら「マーマ」と母を呼びます。

 「南無阿弥陀仏」の呼び声は子が母を 呼ぶ声である以上に、実は「母の名告(なのり)」の声であるのです。母が顕現した相(すがた)そのものであります。その 母の大御心(おおみごころ)に触れ、初めて母なるミオヤを心の底から恋慕し、母を呼び、母の御許(みもと) ミオヤの霊国(みくに)に生まれさせて頂けるのです。