弁栄庵
聖者開山の寺院・お堂は全て聖者の三昧仏を本尊(御前立を含める)としているのに倣い、先ず、複製ではありますが、聖者の阿弥陀如来三昧仏軸(写真)を御前立として正面に掲げました。
此の三昧仏は、平成26年聖者95回忌の年の事でありましたが、聖者の遺墨調査で新川の閑楽寺へ伺った際、法城寺で修行され、後に閑楽寺住職になられた貞月尼が、昭和11年聖者の17回忌に光明会で市販された複製三昧仏軸を購入、御自坊の念仏会で大事に使用されていた御軸です。遺弟である現住職が「是非法城寺で此の三昧仏を使って下さい、貞月尼もその方が喜ばれますから」と譲渡して下さったものです。突然の御申出に一度は辞退致しましたが、これは聖者と貞月尼が法城寺で使うようお与え下さったのだと受取らせて頂き、弁栄庵の新しい本尊として祀らせて頂くようになりました。また、百回忌法要に合わせて作った『新訳礼拝儀法城寺版』を、全てのお勤めで拝誦しながら、聖者御指導の下に、霊性を育まれています。